どうして?火災保険で屋根修理が通らない ❛❛ 残念な共通点5選 ❜❜

皆様こんにちは!
雨漏り修理・屋根リフォーム専門店 オリガミルーフです。

はじめに

「火災保険で屋根が無料で直せるって聞いたのに…」
そう期待して申請したのに、却下されてしまったという声を耳にすることがあります。自然災害による被害なら、火災保険で修理できるというのは事実です。

しかし、保険金が支払われない人がいる事も事実なんです。

もしかして、私の家も…?」と不安に思われた方もいるかもしれません。
本記事では、火災保険の屋根修理申請が通らない人に共通する、見落としがちなポイントを5つご紹介します。これらの共通点を理解し、適切な対応をすることで、いざという時のリスクを回避し、大切な住まいを守るための確実な一歩を踏み出しましょう。

火災保険が通らない人の共通点とは?

共通点1:経年劣化を「自然災害」だと勘違いしている

火災保険が通らない最も多い理由の一つが、「経年劣化」と判断されたケースです。保険会社が補償するのは、台風、突風、豪雨、雪害といった、突発的で予測不能な自然災害による損害です。
  • 保険の対象外となる「経年劣化」
    • 屋根材のサビや色あせ

    • 長年の雨風による屋根材の反りやひび割れ

    • 防水シートやルーフィング材の劣化
こうした経年劣化は、修理が必要なのは事実ですが、保険の適用範囲外です。
「屋根材が強風で剥がれた」のか、「もともと劣化していた屋根材が、風で飛んでいった」のか、この判断が非常に重要になります。専門的な知識がないと、この微妙な境界線を見極めることは困難です。

対策:
 自己判断せず、必ず信頼できる専門業者に診断を依頼しましょう。その際、自然災害による被害と断定できる根拠を明確にしてもらうことが不可欠です。

共通点2:被害の「証拠」を十分に集めていない

火災保険の申請には、被害状況を客観的に証明するための「証拠」が不可欠です。
「口頭で説明すれば大丈夫だろう」「写真がなくても、修理業者に言われたから申請した」という安易な考えは、却下リスクを高めます。
  • 却下される証拠不足の例
    • 被害状況が不鮮明な写真
    • 被害箇所の全体像が分からない写真
    • いつ被害が発生したかを示す記録がない
    • 修理前の写真がない
対策:
  1. 写真と動画で記録する:被害箇所のアップと全体像を、複数の角度から撮影します。可能であれば、購入時の写真などと比較できるものを用意すると、より有効な証拠となります。

     
  2. 被害発生日を特定する:いつの自然災害で被害があったかを明確にし、気象庁のデータなどを控えておきます。
  3. 専門家による診断書:修理業者に依頼し、被害診断書と詳細な見積書を作成してもらいます。鑑定人や保険会社も納得できる、詳細な内容が記載されていることが重要です。

共通点3:申請時期が遅すぎて時効を迎えていた

火災保険の申請には、被害が発生してから3年という時効があります。
  • 時効成立で請求権が消滅
    時効を迎えてしまうと、原則として保険金の請求権は失われてしまいます。
  • 「気づいてから」ではない
    重要なのは、「被害に気づいてから3年」ではなく、**「事故・被害が起きてから3年」**であることです。例えば、2025年1月の台風による被害に、2028年5月に気づいたとしても、申請はできません。


対策:
被害を発見したら、できるだけ早く保険会社に連絡することが大切です。被害から時間が経過すると、経年劣化との区別がつきにくくなるため、時効を迎えていなくても申請が難しくなるリスクがあります。

共通点4:怪しい「申請サポート業者」に依頼してしまった

「無料で屋根を修理できる」「保険金申請はプロに任せれば安心」と謳う悪質な業者に依頼してしまい、結果的に申請が却下されたり、トラブルに巻き込まれたりするケースが増えています。
  • なぜ悪質な業者に頼んではいけないのか
    • 不正請求への加担:経年劣化を自然災害だと偽るなど、不正請求に加担させられる可能性があります。
    • 違法な「申請代行」:弁護士資格を持たない業者が保険金請求の代行を行うことは、法律で禁じられています。
    • 高額な手数料:保険金が下りた際に、高額な手数料を請求されることがあります。
    • 強引な契約:契約時に説明のない高額な違約金を請求されたり、不要な工事を勧誘されたりすることがあります。
対策: 複数の信頼できる業者から相見積もりを取り、申請手続きは必ずご自身で主体的に進めましょう。 信頼できる業者は、適正な診断と見積書作成はサポートしてくれますが、手続きのすべてを代行することはありません。

共通点5:契約内容を正しく理解していなかった

ご自身の火災保険の契約内容を把握していなかったために、申請が却下されるケースもあります。
  • 免責金額の確認不足
    設定している免責金額(自己負担額)以下の修理費用では、保険金は支払われません。
  • 補償範囲の確認不足
    火災保険の補償内容は契約によって異なります。例えば、「風災」は補償対象でも、「水災」は対象外の契約もあります。
  • 地震保険の有無
    地震による被害は、別途「地震保険」に加入していないと補償対象外です。
対策: 契約時にもらった保険約款や重要事項説明書を再度確認しましょう。不明な点があれば、保険会社や代理店に問い合わせて確認することが重要です。

まとめ

火災保険の申請が通らない人には、
  1. 「経年劣化の認識不足」
  2. 「証拠不十分」
  3. 「申請の遅れ」
  4. 「悪徳業者への依頼」
  5. 「契約内容の理解不足」

といった共通点があることをお分かりいただけたでしょうか。

これらの共通点を理解し、「被害に遭ったらすぐに保険会社へ連絡し、必要な証拠を確実に集め、信頼できる専門業者に適正な診断を依頼する」という行動を徹底すれば、保険金を受け取れる可能性はぐっと高まります。
火災保険を賢く活用し、屋根修理の際の自己負担を減らしましょう!
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リフォーム・修繕といっても何を目安にすればいい?

✅築10年以上
✅雨漏りが発生している
✅屋根にコケやカビが発生している
✅ひび割れやズレがある
✅なんか、塗装が剥がれてきている…

当てはまる方は、お住まいを長く快適に保つために【住まいの健康診断】をオススメしております。

私たちオリガミルーフでは、屋根修理、雨漏り修理、外壁修理など、住まいのメンテナンスを行っております。お見積りは無料で行っておりますので、 お困りの際は、扇町店、名取店にてお気軽にご相談ください。お待ちしております。